古本&植物カフェ「弥生坂 緑の本棚」店内「緑ギャラリー」にて、粘土・刺繍作家「ヨスガラユウギ・ポヲ」個展『粘土と刺繍の季節』開催中2/24迄

2019/02/22
ヨスガラユウギ・ポヲ」個展

2月24日(日)まで、弥生坂 緑の本棚「緑ギャラリー」にて、
粘土・刺繍作家「ヨスガラユウギ・ポヲ」さんの個展「粘土と刺繍の季節」を開催中です。

ヨスガラユウギ(工房名)ポヲ(作家名)です。

お知らせが遅くなってしまい申し訳ございません。
展示が急遽決まりましたため、告知は主にtwitterにてしておりました。
お時間ありましたら、twitterもご覧になってみてください。
>>>>https://twitter.com/yayoi_midori

ヨスガラユウギ・ポヲさんの粘土作品は、猫をはじめ動物たち、植物たち、パン・コーヒー豆などの食物をモチーフにし、自然なやわらかな暖かい印象の作品です。

粘土は樹脂粘土を使っています。

着色は、完成品に色付けするのではなく、
色のついた粘土でパーツをひとつづつ作成して、それを組み立てていくという方法です。

とても細かく繊細で根気のいる作業です。
作品の一つである「ハリネズミ」(鼻に粘土の星型を付けた「星の鼻ハリネズミ」というオリジナル作品)は、
草原のような背中のハリネズミの針を1本づつ制作して植えつけています。
その針の1本1本の形、向きや流れを見て頂くとその細やかさに驚かれると思います。
ぜひ背中側からも見て頂きたい作品です。

粘土作品は、小さな瓶のなかにはいったものや、紙の小箱に入ったものがあります。
小箱の作品は、ぜひそーっと覗いて見てみてください。

粘土作品を手掛けた理由として、
絵画などの平面作品は、どうしても立体性・写実性を持たせるために、
影などの陰影をつけなければいけませんが、
立体作品(粘土)なら、そんな事をせずに、
そのままを作品として仕上げることができる。(ご本人談)
ということからだそうです。

さらに、近年は自然や環境を意識して、
自然に還る素材、紙、布、糸といった土に戻っていく材料で、
制作できる作品として「刺繍」に着目し、
コーヒーを淹れる時に使う「ネル」に刺繍した作品、
「ねるねこ」(ネルにねこの刺繍)や、
オーガニックコットンのボアに刺繍したペンダント、ブローチなど、
身近に飾ったり、日常に使っていただける作品を主体に制作されています。

ポヲさんご自身も、「アート」(美術品)といわれる少し遠くにあるものではなく、
もう少し見る人の近くにあるもの、アートでもなく玩具でもない、
そんな位置にある作品を創っていきたいと考えているようです。

日常に溶け込み、生活や心をちょっと豊かにしてくれるモノ。
ただ、誰しもが創り上げることができるものではなく、
確かな技術と理念によって制作された作品。
それが、ヨスガラユウギ・ポヲさんの目指す作品のポジションだと感じました。

刺繍作品は下絵を描かない、フリーハンドスタイルというのも驚きです。

オーダーメイドも受け付けていますので、
ぜひうちの子を描いて欲しい!という方はぜひどうぞ。

お問合せは>>nendonokuni@gmail.com

ヨスガラユウギ・ポヲ、過去の展示、作品の様子
https://www.youtube.com/channel/UCGIwRZZHKmEhrTpW0e6S5QA

今回の展示『粘土と刺繍の季節』は、弥生坂 緑の本棚店内「緑ギャラリー」壁面に展示しています。
当店の花器やドライフラワー、観葉植物と一体となって、作品と融合するような形で、飾られています。
ご覧いただくお客様には、作品を探しながら見て頂くという趣向もあります。

また、2月21日まで開催されていた、谷中・ひるねこBOOKSさんの3周年記念企画展『ねこのひるね展』にも、
ヨスガラユウギ・ポヲさんの作品展示もあることから、谷中、根津を歩いて知ってもらうという意味も含めて、
ポオさんのご希望で、
当店とひるねこBOOKSさんの両店にてご購入、ご利用頂いたお客様には、
合言葉「やなかとやよいはしごしました」を当店でお伝えいただくことで、
「弥生坂 緑の本棚ドリンクチケット」を先着進呈することになりました。
(ねこのひるね展は終了しています)

途中、作品も追加していただきましたが、会期終盤で作品も飼い主様の元へ旅立っていますが、
まだまだ、ヨスガラユウギ・ポヲの世界を楽しんでいただけると思いますので、是非お運びください。
2月24日(日)の18時までの展示です。
なお作品は、即日お持ち帰り頂いています。

只今、珈琲勉強中のポヲさんですが、
ゆくゆくは、作品を見て頂きながら、自家焙煎の珈琲をハンドドリップで淹れて、お客様をおもてなしできるアトリエを持ちたいとのこと。
ぜひ、実現して頂きたいですね。

<作者紹介>

ヨスガラユウギ・ポヲ プロフィール

福島生まれ。2001年よりちっちゃな粘土オブジェを製作。モチーフは動物や植物や季節の色々と学び始めた珈琲を。
自然な素材でのものづくりをと刺繍を育て始め、オーダーメイドの製作、
個展や企画展の作品から保護動物への想いをささやかに気持ちを届け。
作品のモデルになってもらっていることや日々愛しいきもちを感じる時間へのお礼をしながら、
てのひらからのちっちゃな創作をこれからもいつまでもずっと。

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